昼公演を見た。昨日のつばきファクトリーよりは後方だが、表情は分かる。衣装が2つともモノトーンなのであんまり遠いと見分けにくそう。比較的若い男性が多かった気がする。
メンバー名が加入日とともに現れる冒頭の映像はなかなか感動的だった。ところで、植村さん加入の日付は2013.2.3だった。結成の発表日だ。オフィシャルサイトにある結成日は2.25で、これはユニット名の発表日。今度の「10thで乾杯」展のグッズには2.25で書いてあって、どっち? 2.3の方がメンバーの発信の中では登場している気がする。そう言えば、Juice=Juiceって11文字なんですね。最近メンバーカラーに色分けされているものをいくつか見て気づいた、というか考えたこともなかった。
セットリスト
- プライド・ブライト
- Next is you!
- プラトニック・プラネット
MC - Dream Road~心が躍り出してる~
- FUNKY FLUSHIN'
- ノクチルカ
- Va-Va-Voom
MC - ブラックバタフライ/植村、段原、井上、工藤、松永
- 初めてを経験中/有澤、入江、江端、石山、遠藤、川嶋
- POPPIN' LOVE
- TOKYOグライダー
- 生まれたてのBaby Love
MC - 明日やろうはバカやろう
- 微炭酸
- 選ばれし私達
- STAGE~アガってみな~
- ロマンスの途中 (2023 10th Juice Ver.)
- Wonderful World (2023 10th Juice Ver.)
ENCORE - Future Smile
MC - ボン・ヴォヤージュ~想いの軌跡~
印象に残った曲
セットリストが意外だった。アルバムリリースタイミングで、しかも同タイトルのツアーなので当然アルバム収録曲がメインになるかと思ったのだが、演じられた20曲中6曲だけだった。ライブ定番曲でもない曲もあったことから、むしろ裏Juicetoryというような趣きすらある。「10thで乾杯」展グッズによれば今までの楽曲は69曲ある(Magic of Loveはカウントされないみたい)ようなので、10周年のうちにいろいろやっておこうというのもあるのかもしれない。
- Next is you!
コンサート冒頭での植村さんの「Juice=Juice行くよ!」に続いて、2曲目のこの曲冒頭の堂垣内さんの「Next You行くよ!」には涙腺を刺激された。ドラマ「武道館」でもメンバーの変遷した将来が示されていたが、虚構を遥かに超える人数増だ。センターだけがオリジナルメンバーというのもドラマを超えて面白い。 - 初めてを経験中
想像以上に良かった。3flowerが稲場さん卒業スペシャルの時から格段に上手くなっているし、さくりんごもそれぞれのアプローチをしていて好ましいし、川嶋さんは声が合っているのか高木さんパートなどかなり歌割を得ていた。これは定番化してほしいけど、まあなかなか機会がないだろうな。終盤、「好きだよ」の遠藤さんが完全に少女漫画でかわいいことこの上なかった。石山さんが佳林さんの「ずるい!」を担当していて、カメラに向かってやりきっていた。いつも思うが石山さんはカメラへのアプローチが上級者だ。川嶋さんは歌い方によっては宮崎さんぽさもある。江端さんも入江さんもかわいい感じは得意なので全パートはまっている。有澤さんの「さらにもっと不利になる気がして」が金澤さん以上にアクセントが効いていて楽しい。等々見どころが多かった。 - TOKYOグライダー
バックの夜景風の映像が綺麗だった。「!Una mas! 」からはかなりメンバーが変わっているはずなのだが違和感がない。 - FUNKY FLUSHIN'
その前の「Dream Road」からの振り幅がすごい。なんか発売時よりみんなギラギラしていた。特に段原さんの「心から溢れ出る熱いものを感じる」が「Fiesta! Fiesta!」かのような情熱の解き放ち振りだった。怪我の影響があったので、3flowerの中央揃い踏みは初めて見たかも知れない。ウィスパーボイスも安定していて、ようやく完成品を見られた。川嶋さんのパートがすでに新人っぽくなくなっていてすごい。 - Va-Va-Voom
最後の金澤さんのフェイクは井上さんなのだが、個人的には井上さんのフェイクが一番好みかもしれない。雑味がないというか、ストレートに抜ける感じがする。この曲以外でもフェイクでの活躍の場面が多くて嬉しい。 - ブラックバタフライ
久しぶりに見た。いつ以来か思い出せない。5人のフォーメーションはオリジナルより好きだった。もちろん衣装は真っ黒の方が映えるけれども。工藤さんのタコ風味の振りは蝶の優雅さにつながっているような気がする。知らんけど。佳林さんの太い「ブラッバターライ」は全員のユニゾンになっていた。揃うんであればそれが正解な気がするし実際揃っていた。 - 生まれたてのBaby Love
この曲は何度となく見てきたけれども今日はオリジナルとはまた違った形で完成したものを見せていただいたように思った。元々5人で完成していた上に属人性の高いパートもあったりして、どうしても何かが足りなかったり違ったりというふうに見えてしまいがちだったのが、今日はそういう部分が全然なかった。全員の歌が力強かった。フェイクの井上さんが金澤さんパートでアドリブを入れていたのも本日の収穫。これ今回のアルバムに入れてほしかったな。 - Dream Road〜心が踊り出してる〜・明日やろうはバカやろう
同じシングルの「KEEP ON! 上昇志向」に比べると演じられる機会の極端に少ない2曲を今回見られた。去年あたりから5人時代の曲が積極的にセットリストに入れられるようになって、いよいよもう残りは忘れられていくのかと思ったらまだ試みは続いていた。「Dream Road」はコンテンポラリーダンスの要素を加えたとかで結構謎な振り付けが当時話題になっていた。閉じ込められた人が出してくれと言っているような冒頭と最後のダンスが特に象徴的で、一番最後に顔が客席側を向くのが怖かったのを覚えている。今日も振り付けはそのままなのだが、11人になったことで異様さがむしろ薄まって全体としての動きに見えてくるのが不思議だった。客席もサビを思い出しながら歌っていた。遠藤さんのダンスがぶれない体幹でさすがだった。多分振り付けした人の意図に近いんじゃないだろうか。
明日やろうはバカやろうは福田花音さんの「作詞家」時代の作品で、素人特有の字余りな感じが上手いこと符割されて歌われると結構気持ち良い。「女の嫉妬は怖い」は江端さんで納得だったし、稲場さんとのリミスタで「女の褒め合い」というフレーズを残したのを思い出した。
あとは5人時代のラストシングル「地団駄ダンス/Feel! 感じるよ」の動向が気になる。「Feel!」はMVも含めてかなり好きな曲なのだが、ライブで見た記憶がほとんどない*1。歌割の配分は難しそうだけれども。 - ボン・ヴォヤージュ~想いの軌跡~
タイトルは正直いかがなものかだが、歌詞もメロディもセンチメンタルで良かった。井上さんから江端さんの流れが黄金パターンの一つになりつつある。この曲でも重要な歌割を任された江端さんが長めのパートをしっかりと歌い上げていた。素敵。純粋な新曲ということもあってメンバー皆さんに見せ場があった。派手さはなくて、じわじわと来る曲調だったので思い出せないところも多いのだが、数日で音源が手元に来るわけなので大人しく待ちたい。ハロ!ステでもライブ映像をに公開してくれないだろうか。アンコール衣装のネタバレになるからツアーが終わるまでは難しいか。歌詞も含めて色々と読み解きどころは多そうなのでコメントも多くなりそうに思う。
衣装
- 千鳥格子の衣装。アルバムジャケットとはまた違う。全体的に格子模様が大きめだ。全員の衣装がスカートなのがいい。今のJuice=Juiceは全員脚が圧倒的に綺麗で見栄えがする。そう言えば千鳥格子の服装の女性はお客さんにもけっこういた。
- 白衣装。初めてを経験中で若手組が先に来て出てきて「初めてを経験中」を歌ったので印象が鮮烈だった。遠藤さんが頭に大きなリボンをつけていて、毎回そうなのかは知らないが昔のアニメのヒロインのようだった。
- 過去のシングル衣装
植村 ロマンスの途中
段原 Fiesta! Fiesta!
井上 がんばれないよ
工藤 ポップミュージック
松永 好きって言ってよ
有澤 Familia
入江 Future Smile
江端 プラスティック・ラブ
石山 イニミニマニモ〜恋のライバル宣言〜
遠藤 全部賭けてGO!
川嶋 Juicetory(アルバム衣装)
それぞれのメンバーのデビューシングルの衣装になっている。それぞれについて発売時の記憶があるのが嬉しい。単体で見ても感慨深いが11人揃っているとほんとうに「history」という感じがあった。ブログなどを見た感じ、おそらく回替わりで各衣装の曲をやってるんじゃないかなと思う。「ロマンスの途中」以外は本編に入っていないし。
江端さん
「江端妃咲は世界一かわいい(佳林さんに倣って京都府イチでも可)」というのは持論なのでそれを前提に書くが、今日の江端さんはその当社比でも一番かわいかった。また少し大人っぽくなったようでもあるし、少し痩せたようでもあった。髪の毛を後ろに縛るのは最近結構みるが、奇跡的に整った頭部の形がよく分かるので好きだ。とにかくどの瞬間どの角度でもかわいかった。全部のパーツが完璧だ。
打率10割近い感じで歌割を確実に決めてきていたのが頼もしかったし、そこからくる自信が表情に出ていて、豊かな感情表現につながっていた。去年のBlu-rayとかを見ても、たぶん同じ意図でほとんどできてはいるのだが、それがブレイクスルーして完全に実を結んだ感じだ。「POPPIN' LOVE」を筆頭に歌割はもともと結構いいところを持っていて、それはレコーディングでの成果なのだろうけれども、ライブでも同等以上のクオリティーが出せるようになったんだと思う。今年は本当に江端さんの年だったと言っても過言ではない。井上さんとの関係が深まったことも遠因なのではないだろうか。
インターネットサイン会でも話されていたが、川嶋さんと江端さんのシルエットが似ている。
自撮りがなかったが煽りツートップの写真が
さくりんご
さくりんごはあんまり歌割が増えておらず、まあ新曲じゃないから仕方ないところもあるけれども、3flowerの最近の躍進などを見ていると、2人は今回のアルバムにはちょっと間に合わなかったというところか。
石山さんは動きといい表情といい自由度が増していて、いつ見ても格好良かった。ふと見たときに松永さんと見間違えたり、植村さんと見間違えたりした。髪型も前髪を分けていたのが好みだった。
遠藤さんは途中ではけることが何度かあって*2気を揉んだ。あと、もっとソロの歌を聴きたい。切実に。初めてを経験中があって良かった。今日見ていてのダンスの感想としては、「Stage」が大きくしなやかな動きで好きだったのと、「Va-Va-Voom」は何となく全体的にかわいい感じになってしまっているのが微笑ましかった。MCはお披露目の頃のほうが流暢なのはどういうことだろうか。リラックスするとあんな感じになるのか。
さくりんごペアの歌割もいくつかあって、その時の2人のアイコンタクトが見られるだけでも結構幸せな気持ちになれた。
みなさま
川嶋さんはMCの後から最後まで不在。フォーメーション的には入る位置ありそうだから、ツアー途中から参加曲増えるかも。全曲参加と思い込んでいてちょっと狼狽えてしまった。*3
有澤さんの独特な歌い方が遠慮なくなっていて素敵。ヒーローソングみたいだったりもした。基本的にはアクセントが強い。あと、少し痩せていた。
井上さんと段原さんのエース争いのようなステージ。井上さんのグループ内での比重が少しずつ増えているのを感じる。逆に植村さんが卒業に向けて徐々に後景に退こうとしているようにも。もともと植村さんは前に前に出る人ではないけれども。
その植村さんは髪の毛を紫にしていたのだが、ステージだとあまりそれは分からなかった。ブログの写真などできれいな色がわかる。
最後の挨拶
何となく最近はMCの内容を記録している。その場でメモを取っているわけではないので不完全且つ大意だけれども。
川嶋 ツアー初日が体調不良で出られなかったので、今日が自分にとっての初日だった。お客さんの前でパフォーマンスできて嬉しい。
遠藤 髪の毛はなんて言うんだろう、三つ編みが二つずつあるヘアー。段原さん美容室でやってもらって嬉しかった。今日も頑張ります。
石山 段原さん美容室(巻き髪+片方だけ編み込み)。りんごに赤いストーンを借りてつけた。今日も頑張ります。
江端 ツアーが2週間ぶりだったので緊張した。髪の毛は段原さん美容室。いつもぎりぎりにできなくてお願いしてしまっているので自分でできるようになりたい。
入江 Future Smileの衣装を着た。この曲のイントロは2年前の自分の声が使われている。(有澤さんの髪が崩れて段原さんがヘルプに入る。会場笑い)私の話聞いてー!(髪直って)まあいいんですけど。今日は重ねて歌ってみた。
有澤 すみません。2度目の段原さん美容室。お客さんが暖かくて、WONDERFUL WORLDで感極まってしまった。
松永 実家を離れてから帰るたびに大阪がどんどん好きになる。大阪から来た人は? じゃあ他の人はどこから?あなたの風邪はどこから?
工藤 きさきちゃん美容室。髪のかきあげがしたくて前髪を伸ばした。タイミングとかが難しい。もっと上手くなりたい。
井上 自分美容室。お金のかかるネイルサロンでやってもらったピンクのネイルが本当に気に入っていてテンションあがっていた。
段原 植村さんがお餅(安倍川餅)の差し入れをしてくれて、それがおいしかった。メンバーの食い付きがすごくて、みんな捕獲してからコンサートに臨んだ。みんなの美容室をやっていたので私はお餅だけで、あとでお昼ご飯食べます。お腹は空かなくてできたので大丈夫。
植村 安倍川餅へ集中するメンバーの様子は動画に撮ったのでいつか上げるかも。でもやばいから見せられないかも。貴重な土曜日?日曜日か。休日に私たちに時間を割いてくれてありがとう。2公演目もあるけどこの公演でしっかり出し切っているのでそのパワーが届いていたら嬉しい。
ついでに途中のMC
(喉のケアについて)
植村 龍角散ダイレクトを常用している。
井上 メントール系が全くダメなのだが龍角散に挑戦した。えばに「井上さん行きますよ!」と連れられて一緒に飲んだ。
工藤 のど飴を舐めている。(すぐ噛んでいると指摘されて)私にとって飴1袋はポテチ1袋と同じ感覚。
有澤さんと入江さんの2人が椅子に座っていた前回はまだ自分は楽をしていたというか、誰を見るかの選択肢がまだ狭かった。11人が立って踊っていると本当にどうしたらいいか分からなくなって割と深刻に困っていた。あまつさえ今日の江端さんは一度見ると目を離せないくらいの魅力を放っていて、江端さんの表情を見ていない時間があるのが耐えられない気持ちにもなった。江端さん中心と遠藤さん中心だけで最低2回は見ないといけないかもしれないが、そんな余裕があるかという問題だ。