9月9日、10日の2日に渡って行われたハロー！プロジェクト25周年記念コンサートだが、その初日の公演が配信されたので見た。2日目はCS放送で生中継されていて、そちらにはOGが多数出演していたが初日の方は現所属メンバーのみ。とは言え、ひなフェス以来の集合コンサートだ。特定のグループのカバーではなくて過去の名曲カバーをそれぞれが演じたのがひなフェスと違う。あとは最近加入したメンバーは個々のグループ活動では徐々にパフォーマンスしているけれども、これだけ多くの目に触れるのは初めてだと思うのでそのあたりが注目点だ。私もふだんは（特に最近は）Juice=Juiceとつばきファクトリー（とたまに研修生）のことしか考えていないので、こういうコンサートを見ると新しい発見が色々とある。
特にモーニング娘。’23を見ていたらやたら目につく人がいると思ったらそれは新人の弓桁さんだった。「きみの登場」（なぜか割りと近年の研修生曲だ）ではソロパートもあって、低音の効いた迫力ある声だった。あとは、
- 手足が長くて背が高い。腰の位置が21世紀生まれという感じに高い。私は手足の長い人が好きなんだろうか。
- ダンスが大きい。上手い下手は置いても目立つ。というか上手い。腰の入れ方が効いている。手の長さも生かされていて、動きがしなやか。
- 口が大きくて笑顔に迫力がある。横から見たときに口の向こうが見えるくらい。新人だから割と後列に居ることが多いのだが、先輩メンバーの隙間から見えてもすぐ分かる表情の大きさ。
- 眼光が鋭くて三白眼だ。笑顔と対照的にシリアスな表情には殺意を感じる（比喩）。
モーニング娘。の17期ということしかほぼ知らなかったのだが、気になってブログを読んでみたら読み応えがあった。語彙が豊富で見習いたい。どんなことを考えてパフォーマンスしているのか書いてくれるのは嬉しい。あとタイトルが面白い。メンバーカラーは朱だけに赤なんだろうか。モーニング娘。は2013~2014くらいにかなり好きで、そのあと諸々あってあまり関心を持ってこなかったが、見るときの軸が定まったようでありがたい。
もう一人の17期の井上さんはちょっと不穏な雰囲気に有澤さんに通じるものを感じた。緊張していただけかもしれない。あとアンジュルムの下井谷さんが急速にアイドルとして完成されていてびっくりした。
初パフォーマンス。もうなんか仕上がっている。指先までしっかり意識されてて美しいなと思ってコメントを読んでいたらバレエ経験者的なことが書いてあった。そういうところも好きなポイントなのかもしれない。真琳さんも遠藤さんもバレエ経験者だ。それにしてもモーニング娘。のダンスは揃っていて見ていて気持ちが良い。あとこの曲は最近にしては珍しく日常的な内容の歌詞だ。
シングル曲。サムネイルでもいい位置にいらっしゃいますね。MV撮影ではまだ緊張がうかがえる。ライブでも見てみたい。
Juice=Juiceについても末筆ながら書いておきたい。松永さんの存在感と安心感が際立っていたし、川嶋さんはカバー曲でもソロパートで柔らかい歌声を聴かせてくれたし追加で作られた衣装のはずなのに異常に似合っているしビジョンに映ったときのはにかんだ笑顔は永久保存版だったし、遠藤さんは左手怪我してるのにマイク落とさないのすごいし、石山さんは堂々として美しくてダンスまで柔軟になっているし、植村さんがいつの間にか絶対に失敗しない女になっているし、相変わらず素晴らしかった。「初恋サイダー」では石山さん遠藤さん川嶋さんという組み合わせのユニゾンがあり、思いの外バランスの良い響きでJuice=Juiceの未来を感じた。ついでに言えば10日の方では「念には念」という反則カバーをして会場の悲鳴を呼んでいた。井上さんの歴史と思いが歌声になっていたし、メンバーもそれを支えていた、それだけに本人もブログで書いていたが江端さんがその横にいられなかったのは残念だった。
