今年の江端さんはひなフェスでソロ歌唱を引当てて演じきったあたりから存在感をさらに増していて、5月の武道館では5人ユニットなどもあって重要な歌割を安定して歌っていた。その武道館で初パフォーマンスの「プライド・ブライト」を最初に聴いたときの感想は、冒頭のサビで段原さんのあとに江端さんがソロパートを担当していたことの驚きと嬉しさだった。江端さんはそのあとにも印象的なパートを歌っていて、そのどちらもが格好良い。今回レコーディング映像が公開されて、その他の部分も聴くことができた。
ハスキーボイスは「GIRLS BE AMBITIOUS」の歌詞にもあったように持ち前のもので、初期の「雨の中の口笛」のレコーディングでも魅力的な声質はよくわかっていたのだが、強く歌うとどうしても苦しそうな感じになったりしてその良さが出し切れていないところがあった。今回のを聴くと高音になっても強く歌っても耳に刺さるような感じにならず、豊かな響きを保っている。本人の準備とかディレクションとか色々あると思うのだが各フレーズに歌い方の変化や工夫があって聴き応えがある。ファルセットへの変化も自然で美しい。
この日はディレクション側に植村さんが座っていて、いろいろと関西弁の指示を送っていた。結果としての音源を考えれば良い影響を与えていたのかもしれない。歌には関係ないが、当日の私服が恐ろしく似合っていて、最初に映るブースに佇むような姿は世界一かわいかった。
歌い方がたぶん意図的でない形でテイク毎に違っていたり、リズムがはまりきっていないところもあったりするので、今後も上達していくに違いない。ご本人はブログの通りあまりレコーディングに納得いっていないようだ（京都弁かわいい）。江端さんはどの側面でも優れている人なのに、謙虚だし自己評価が低い。段原さんもM-ON特番での占いへの反応とかを見るとそんな感じだけれども、あんまり表には出さない。もちろん向上心にも繋がっているんだろうし、いいときはみんなが褒めてくれる環境だと思う。
この声はJuice=Juiceの中でも他にない魅力を持っているので、今後もグループの中で中心的な存在になっていくと思うと楽しみだし、井上さんと前面に出るような関わりも増えそうでその点も期待したい。
この写真も世界一かわいい。新ツアー衣装も本人言う通り「めっかわ」だ。10周年は千鳥格子推しで行くらしい。大阪公演を見に行くのが楽しみだ。もしかしたら平安神宮で見られるかもしれないが。
ところで、さくりんごのレコーディング映像を見たいとずっと思っているのだが、今のところ公開されていない。やはり参加シングルが重なっても3flowerとかリトキャメくらいに歌割がないと出しにくいのかもしれない。
