久々のソロコンサート。アルバムの発売時期からはだいぶ離れたが、「ヒトリトイロ」というタイトルになっている。11列目ということで肉眼でも表情が分かるくらいのところでは見られた。双眼鏡も使ったけれども。
少し前から髪が長くなった、というか延長されている。「諸事情」としか語られていないので理由はよくわからないが。長いと大人っぽいと単純に思う。24歳らしいってどんなのかは知らないが、今まで見てきた中で一番大人っぽい(大人ぶっているとか色っぽいとかではなく自然な表情として)ように感じた。
ものすごく好きという曲が佳林さんのソロ曲には実はあまりないということが、コンサートを見ると感じられてしまう。じゃあどんな曲を求めているのかと言われると困るのだが。そのうちそういう曲も出てくるとは思う。現状だと、セットリストの中でカバー曲がどうしても印象に残った。
晴れ 雨 のち スキ ♡
これは昔からカバーしていて、確か最初のバースデーイベントでも歌っていた。ちょっと次元が違う仕上がりだった。昔のつんく曲のリリカルな部分の最良があると思うし、それを100%の形で表現してくれているのが今の佳林さんだ。
カリーナノッテ
コピンクの歌なので、この曲を歌うときはコピンクになっている。ちょっと他の曲とは違う感覚でこの曲を大切にしているのが伝わってくる。宮本佳林の味濃いめバージョンも聴いてみたいが。のちのちの原点回帰という説明を聞くと、最初の曲であるカリーナノッテにしたのが頷ける。もう10年以上前の曲だ。
自分ファースト
本編最後。これを聴くのは前回のソロコンサート以来で、その時は新曲だった。ストレートな応援ソングなのだが、自分が今、鬱気味なこともあって染み入って涙が出た。佳林さんという神に許された感じがする。この曲のことを考えておらず、タオルを持って来なかったので許されていないかもしれないが。
いや、でもいい歌詞だと思う。筋が通っているというか、論が立っている。自分を愛するのは相当に難しいけども、「無二の親友として 付き合ってく」、「大切に」する、「受け入れ」るというのは自立した人間であるためにも必要だと思う。そうやって自分を受け入れられている人は強いし、他者への不要な干渉も行わない。ハロー!にもそういうふうに見えるメンバーが何人かいて、私は彼女たちを尊敬している。
最後のMCというか演説
ヒトリトイロというタイトルだからアルバム曲全部やったほうがいいかと思っていたがカバーもやりたくてセットリストを悩んだ。
原点回帰しようという気持ちになった。
歌手、アーティストって呼ばれた時にしっくりこない感じがあった。
他の人の要望とか需要を考えすぎて、自分がどうなりたいのかということがわからなくなっていた。
YouTubeで昔憧れていた先輩たちのビデオを見て自分がなりたかったものを思い出した。
アイドルではなくてスーパーアイドルだった。歌手やアーティストでもあるけれど。
そういう憧れを原点として、今回のセットリストや衣装を考えた。
ごまっとうメドレーなど、Juice=Juiceになる前の自分が見ていたもの。
ということでスーパーアイドルを目指して頑張る。
昔の自分はビッグマウスでアイドル界に革命を起こすとかなんとか言っていたけど、野心は忘れていない。
ただ、昔とは違って細かい努力ができるようになっているので、口ばかりではない。
というようなことを語っていた。頑張って上記の内容を思い出しつつ書いたけれども、佳林さんのブログに本人の書き言葉で示されているので、そちらを読んだ方が良い。
衣装など
黒と銀のスカート衣装に始まり、スパンコールのついたピンク色のドレス、白のあれはなんだ、シャツか?ジャケットか?とショートパンツ。どれも格好いいというよりはかわいいながらもシンプルで動きやすそうな衣装だった。MCの内容を踏まえると佳林さんなりのスーパーアイドルのイメージがあるのかもしれない。(これもブログに書いてありますね)
アンコールはTシャツにフリル足したものと、原色いろとりどりのスカート。Tシャツに足されている布がお祖母様の着物だったのだろうか。髪型がポニーテール。10年くらい見ているとは思うが、佳林さんがポニーテールをしているのは初めて見た。練習とかで短い髪を縛っている映像は見たことあるかもしれないが、ステージではないと思う。それまでの下ろしている時の長さも新鮮ではあったが、これは不思議な感じがした。違和感はないが不思議だ。頭の形が美しいということが改めて分かった。
研修生
千鳥格子のワンピースに紫のリボンを胸にしていた。紫は言わずもがなだし千鳥格子というとどうしてもロマンスの途中を思い出してしまうが、コンサートのコンセプト的には関係ないかもしれない。宮本佳林さんのおかげで紫が好きになった10年間だった。
川嶋さんを初めて近くで見た。みなさん色が白い中でも群を抜いて白い。背が高かったり顔がすごく小さかったりする訳ではないのだが、全体的な体型の美しさが尋常じゃなくて、アイドルとしてすでに完成している外見をされていた。顔立ちは豫風さんと加賀さんに中間地点みたいな感じだ。研修生曲での歌声もしっかりしていて驚いた。たまに見るハロドリ。で関西アクセント全開の話し方は印象に残っていたが、京都出身なのも知らなかった。不覚だが、今後注目していきたいと思う。あとヒールが1人だけ他の3人より2、3センチ高いようだった。キャリア的には一番短いと思うし身長で言ったら植村さんが小さいのだが、どうしてだろう。もちろん動きに不安なところはなかったし、高さで言ったら佳林さんの超厚底よりは低いが。
ダンスは橋田さんが一番好みだった。手足の描く軌跡が美しいのと、腰が柔らかくてダイナミックな動きをしていたのとが印象的だった。少し丸くなられていて、小柄だしダンス上手いしかわいいしで稲場さんを連想せざるを得なかった。
4人ともダンスが上手で、バックダンサーとして申し分ない動きをしていた。管見では今までのソロコンサートの中でも一番よかったんじゃないだろうか。ほとんどマイクを持つ場面はなくて、最後の「夜明けまでのララバイ」のみコーラスをしていた。この人たちにする研修はもうなさそうなので、あとは川嶋さんの配属がどうなるか。
佳林さんは私にとっては神様なので、本来は東京まで拝観に行くべきところ、大阪までご降臨くださるのが本当にありがたい。あまりにものファンの要望を中心に語る姿にはちょっと不安を感じてはいた中で、今回はなりたい自分というものを全面に出してくれたことに安心した部分もある。これからの活動、楽曲がどういうものになるか楽しみだし、望むように活動できるよう、その障壁ができるだけ少ないものであるように祈るばかりである。
- 愛してるの言葉だけで
- 規格外のロマンス
- Happy Days
MC - BAD(新曲・表記不明)
- カリーナノッテ (コピンク*)
- 絶対アイドル宣言/ハロプロ研修生
MC - 表参道A5/ハロプロ研修生
- 氷点下
- 晴れ 雨 のち スキ ♡(モーニング娘。さくら組)
- 優柔不断だね、Guilty
ダンスパフォーマンス - メドレー
抱いてよ! PLEASE GO ON(後藤真希)
~ ボーイフレンド(藤本美貴)
~ The 美学(松浦亜弥)
~ SHALL WE LOVE?(ごまっとう) - 少女K
- イイオンナごっこ
- なんてったって I Love You
- 夜に駆ける(YOASOBI)
- 若者ブランド
- 自分ファースト
Encore - 落ちこぼれのガラクタだって
MC - 夜明けまでのララバイ