この世のもの

見たものと考えたこと

Juice=Juice 宮本佳林 バースデーイベント2017 in 名古屋 於ミッドランドスクエア シネマ2

あっという間だった。1時間ほど。
会場はシネコンの大きめのスクリーン。300人くらい?
グッズ販売もステージ横で行われる。写真は有明のを通販で買うことにして、バースデーカード(たぶん他のハロショでも買える)だけ買う。白黒の衣装、ちょっと他で見ない感じで嬉しいポーズと表情。
席は中程の中央。見やすい。勿論もっと近ければ言うことないが、表情はよくわかったし、上まで眼を配ってくれてよく目があった(と思い込めた)。
ほぼ定時に始まる。銀色のテレパシーのイントロから。

衣装は写真のあれ。肩が見える。最後まで同じ衣装(当たり前か)髪型は後ろにひとつ結びにしている、前髪は分けてて。あと触覚的なあれ。(写真参照)アイドル的かどうかはわからないけど、かわいいし、輪郭が見えていい。

  • 銀色のテレパシー(Juice=Juice)
    この曲は7人で歌ってても佳林さんの曲だと思ってるので、違和感が一切ない。実際大変だと思うけど。でもやっぱり自分のパートのところが一番素敵だなー。
  • 最高視感度(コピンク*)
    去年はリバースだったけ?それはもう1年前か。ということはディファ有明のピンクスイベント以来か。(記録見たらそれも違ったみたいで清水以来か。)こういう昔から歌ってる曲の進化がわかるの嬉しい。持ち曲だとなおさら。「救ってよ」のところがとにかく好きなのだが、なんというかまた進化していた。あんまり引っ掛けずに歌ってた。深み?がある。
  • 有頂天LOVE(スマイレージ)
    カバーだとコールがよく分からなくて辛い。勉強不足で申し訳ない。ダンスはそこそこに、歌いまくってた。あんまりポジションを動かないのはモニターが一箇所だから?らしいです。私はセンターにいたのでありがたかった。
  • 独り占め(つばきファクトリー)
    後輩の曲を歌うのは珍しいと思う。当然のようにつんく曲。いい曲だ。いわゆるAメロの部分の細かなゆらぎを含んだ歌い方がとても美しい。ワンハーフなのでもう1コーラス聞きたかった。ほんとに。
  • 晴れ 雨 のち スキ♡(モーニング娘。さくら組
    この曲は15歳のときに歌ってたのを生で聴いた。ほかでも歌ってるかもだがそれが記憶に残ってるんだけど、それをサビまでは全く思い出さないほどに歌い方が豊かになっていた。合ってるとか合ってないとかじゃなく。
  • ダンスパフォーマンス(トラック作曲:宮本佳林
    イントロが格好いい。中央でほとんど踊ってた。私の位置からだとその方が見やすかったけど、ライブのダンストラックだともっと横の動きがあってそれが格好いい気もした。フロアにしゃがんで踊ってるところもあったのだけれど、そこはダイナミックで素敵そうだったのだが、何しろ低くなるので見えなかった。ともあれソロダンスは貴重な機会。
  • 愛の園 ~Touch My Heart!~(モーニング娘。おとめ組)
    この曲だっけか、歌に合わせてこぶしを振ってて、それが客のサイリウムの振り方と似てるんだけど、リズムの刻み方が全然違う。面白い。真似しようと思ったけど無理だった。関心というか感服した。
    ちなみに全く見ていない頃の曲なのでコールとかさっぱり。よくいろいろな現メンバー、ユニットがカバーしてるのだからいい加減覚えればいいのだが。
  • What is LOVE?(モーニング娘。'14)
    この曲だけ?フルコーラス。楽しい。好きな曲、モーニング娘。を好きだった頃の曲。ほぼ全編休まず歌いきっててそれだけですごいのだが、完全に自己流にアレンジしている。「勝利の女神」のあたりのファルセットとかいい。
  • 奇跡の香りダンス。(松浦亜弥)
    どうも私の持病というか、本質的な弱点というか、はっきり言ってただの欠点、短所なのだが絶望的に集中力がない。そのうえ思考を引きずりやすい。全くそれがないときは無いのである程度は仕方ないと諦めるほかないのだが、いっときの最悪な時期からは脱して、最近は心がけで改善してきた、波はあるけど。
    今回も完璧ではなかった、そして若干それを引きずった。多分完璧は無理なので、それを受け容れること、それが最大にして唯一のポイントなんだろうな。誰だってそうだろうし。
    ということで今回は対策として、感覚を絞って集中してみた。漠然と集中!と思うのでなく、アイドル摂取に大事な視覚と聴覚に。目と耳にとにかく集中して向き合ってみた。これはなかなか良かったように思う。
    そんなこんなで奇跡の香りダンス。声と動きと表情と。これも幅と厚みと、自在性と。
  • 記憶の迷路(High-King)
    イントロのサビからしてすごい。細く、硬く、切ない声で入る。バックトラックがもう少し抑えめだったらとも思うけど、もちろんその後のサビの方はまた違った歌い方だった。なんかこちらもどんな顔して聴けばいいかわからないけど、きっと下手な顔真似をしているような聴き入りぶりだったことだろう。こういう歌詞の物語のはっきりした曲は得意ですね。良かった、あと歌う人多いから差別化してやろうという意気込みも当然のようにあると思う。
  • 雨(森高千里)―ギター弾き語り
    噂のギター。宮澤真凛さんに一度教わったという、例の。歌の方がさらっとするのだけど、それがまたいい。普通に上手く歌うのだけじゃだめだと思ってるだろうし、それで色々なものを見せてくれているんだけど、実はさらっと歌っているその美しさ、染み入りやすさというのもあると思う。そういう意味でも選曲がまた素晴らしい。立って、ピンクの衣裳で、ギターを構える佳林さんを見られたのも良かった。ほぼ顔は手を見てたけど。
  • MC
    東京より2曲少ないじゃないかと思ったと思うんですけど、時間の関係とかでやむなく、とのこと。残念至極。かわりにということで客のリクエストで松田聖子をアカペラで。
  • 赤いスイートピー―ワンコーラス・アカペラ
    さすがというほかない。この声を聞ける幸せを感じて立ちつくす。サビへの感情の持って行き方、テンポの自在さ。脳内再生は無理 佳林さんと不可分な私の永久の悩みだ。悲しいが。
  • ガラスの林檎―ワンコーラス・アカペラ
    こちらはご自分で選曲。ガラスのリンゴという単語が出てきた時の世界の立ち上がり方というか。なんか上手いこと言った感じだが、どうか。
  • ハロプロ伝言板
    竹内さんから。しゃがみこんで見つめる佳林さん。相槌もしっかり打つ。
    エッグ時代の思い出。美容の意識が高くてパックとかするんだけどそのままベッドで跳びはねてる小学生の佳林さん、鏡で表情の練習する、MCの私はーの、伸ばす数まで決めていた(これはプロ意識なのか?)、など。
    お題はサンライズ大喜利で今の気持ちを。
    サンライズ大喜利とは小片さんのこんな気持ちはじめてに替えてなんか言うやつでした。
    横のスタッフスタッフさんからお題で、4つ。
    竹内さんへ、タケちゃんのことはずっと大好き
    お母さんから駄目だし、キラキラ感が足りない
    お父さんから駄目だし、前半戦、緊張してたの?
    お客さんへ、この地で私とハッピーバースデー!
  • ピンクモーメント(作詞作曲:宮本佳林)―作詞アドバイス児玉雨子・編曲:大橋莉子とのこと
    歌詞はあえて説明しないけど、考えながら聞いて欲しいとのこと。サビのリフレインもその意図か。初めて聞いてもスッと入る曲。コピンクの歴史を感じさせる。そりゃピンクでもあるし。抽象的な気持ちだけでなく、ただの卑近な描写でもなく、引いた目で情景描写しようと試みてるのがとてもいい。どんどん作って歌ってほしいし、ソロでもいろんな人に提供してもらって歌える機会があったらいいなーと思うばかり。
  • MC
    これからの予定。南米に行って一旦夏を味わってまた寒い所に返ってくるので体調に注意したいとのこと。インフルエンザとか。
    その他雑談。最近お笑いの番組を続けて見てて、年末感を抱いてるとのこと。客には見てる人が少なかったけど、私もその1人で話が分からないのは寂しい。とろサーモンの続行!というフレーズが気に入ったらしく名古屋公演のMCとかで使うと予告してたが確実に事故るというか見放されそう、、。
    あと今日はボイトレ終わりだったらしく、菅井先生にピンクモーメントを聞いてもらったら一番星という名古屋のラーメン屋を推されたとのこと。客に勧めてたが当然行った人いるんだろうなー。佳林さんはラーメンが好きでない、私もだ。
  • 客席を回って退場・お見送り
    笑顔が全開になるとさらに若返りエッグ時代っぽくなる佳林さん。かわいったです。
基本的に歌中心、振りはしたりしなかったりなので、表情もそれほど入れ込んでない曲が多かった。ソロアイドル歌手らしい、笑顔で頷きながらといった感じ。なんがパラレルワールドの佳林さんを見ているような感じだ。
とはいえ曲によっては歌詞に寄せたり、あと印象的だったのはどれかの曲終わりのキメ顔。唇の形と、少し斜めの顔の輪郭が綺麗に見えて素敵だった。かなり赤めの唇だった気がする。気がする。

MCがいないので、客に明確に語りかける以外にも独り言の佳林さん。あー、とか、えい、とか、そういう声が地声なので笑いを誘う。あと衣裳のトップスはみ出すのが気になるらしく、なんどもしまってた。

アイドルらしさを最優先にしてたころから反抗期と言われた時期を経由して、今は肩の力を抜いてフランクに話している感じがする。他のメンバーがいない分、空回りも少なく見える。普通に笑いを取っているし。この、言い方次第では雑な感じを楽しく思うかどうかは人によるかもしれない。でも結局のところ観客との間の境界がある種はっきりとしていてそこはある意味でのアイドルらしさなんじゃないかと思う。

建ったり座ったりの指示を出しそびれて、客の足を気遣う佳林さん。新幹線の自由席で立って帰ったりするんでしょうにとのこと。そういう人もいるのかな。

私は行けないが、ハロショ名古屋店に行ける人は応募できる、サイン入りグッズはハンガーらしい。

ハンガーってこういうことか。