この世のもの

見たものと考えたこと

Juice=Juice 17thシングル『プライド・ブライト/FUNKY FLUSHIN'』発売記念イベント 於神戸ハーバーランド

神戸でのリリースイベントに行った。平日だとなかなか仕事終わりに神戸に間に合うのは難しいので休日開催でありがたかった。リリースイベントは「微炭酸」の時以来なので4年ぶりだ。その時のメンバーで今日もいたのは植村さんと段原さんだけで、近年の入れ替わりの激しさを実感する。明るくてサイリウム点けても今ひとつ分かりにくいのとか、1公演目は直前のリハーサルも見られてお得、とか非常に懐かしい感覚だった。

CD販売開始予定時刻くらい(実際は開始が50分くらい遅れたけれども)に着いたのだが、すでに数百人の人が並んでいて、記憶にあるJuice=Juiceのリリースイベントの倍くらいはいた気がする。イベント自体も一般エリアも含めて盛況だった。写真見るとあとの方の部の方がより人が多かったようだ。良かった良かった。会場の規模とか雰囲気はみなとみらいに近い。
ライブハウスツアーがなくなって久しいので、今はパフォーマンスを近くで見る1番の機会がリリースイベントだ。どちらにしろ良い番号を引ければの話だが、果たしてかなり若い数字を得られたので、2列目から観覧できた。

セットリスト(1公演目)
  1. 全部賭けてGO‼
    MC
  2. プライド・ブライト
  3. プラトニック・プラネット
  4. ノクチルカ
  5. イニミニマニモ〜恋のライバル宣言〜
    MC
  6. FUNKY FLUSHIN’

6曲もやったのか。

植村さんと段原さん以外はこれだけ近くで見るのは初めてだったので、皆さんを見たいと思って目が足りなかった。
有澤さんと入江さんは左右に分かれて椅子というスタイルが継続していたが、有澤さんは医師から許可が出てネックカーラーを外していた。解放!みたいなことを言っていた。入江さんの足はもう少し時間がかかりそうとのこと。しっかりテーピングして、サンダル履きだった。この2人は位置固定なので間近というほど近くで見られなかったのは残念だけれども、入江さんのかわいさに満ちた顔は一瞬で人を幸せにする力があると思われた。結構客席に愛嬌を振りまいていた。
この2人が主役のイニミニマニモをこのフォーメーションでやるのは蛮勇だと思ったが、皆さん楽しそうにやっていた。
立っている8人は江端さんを除いて160cm台だったと思うので、そのせいかJuice=Juiceずいぶん大きくなったなーという印象だった。足も長い。4年間の変化の一つに平均身長もあった。

段原さんの存在感がすごかった。ダンスと移動が地続きというか滑らかなので、ステージ上を滑るように動いていくのが神出鬼没という言葉もあるが神仏っぽかった。この世ならざる者だ。ダンスは全く力みを感じない正確さだし、慈悲深さの現れた表情の背後にはオーラを感じる。まったく歌わなかったとしても凄さは伝わると思うのだが、そこにあの歌なのでひれ伏すしかないと思った。

井上さんを近くで見るのもよく考えたら初めてだったのだが、顔が小さい、首が長い。ちょっとだけ不安になるくらいだった。皆さん顔が小さいJuice=Juiceの中でも際立っていた。イニミニマニモの「Fu」が今日はしっかり決まっていたのと、プライドブライトのソロパートが順調に力強さを増しているのが記憶に残った。

工藤さんの表情は近くで見ると凄かった。目玉が取れるのじゃないかと危惧するくらいに目を見開いたり。ダンスももちろん素晴らしかったし、「プラトニック・プラネット」のラストに熱唱する姿を見られたのは嬉しかった。

石山さんが目の前にいるとかなり緊張した。自撮りとかは斜めの顔が多いが、正面から見たときが更に美しかった。いい機会だった。石山さんのダンスは独特で、なんか硬いんだけどスケールが大きい。面白い。曲によってはかなり笑いながらパフォーマンスしていて、その表情がかわいかった。笑顔が素敵な人だ。

江端さんもそんなに背が低いわけではないのだが、1人小柄に見えた。江端さんの顔は遠くから見ても近くから見ても整っている。美しい横顔もたくさん見られて満足だった。MC中も曲中もメンバーとアイコンタクト、というか会話をしていてその表情の変化も楽しかった。

遠藤さんについてはもうどの状態でもかわいいのだが、間近で見たらそれに加えて美しかった。遠藤さんは顔のパーツがそれぞれに尖っているので、それだけでクールな印象がある。配置が絶妙に整っているなと思った。舞台裏に入ってくるのが客入れ後だったのだが、その時の移動の際とか、終わった後とか、ちょっとOFFな表情になった時が頬を膨らませたりしていて、子供っぽくてかわいかった。ステージ上でも、曲の歌詞を口ずさんでいたり、その内容に応じた表情を作っていたり、ただ楽しそうに笑っていたり、メンバーとアイコンタクトをとって変な顔をしてみたりと見飽きない。石山さんと遠藤さんが向き合う時は特に2人ともいい表情をしていた。これはなかなか映像作品には残らないな。ダンスは全部賭けてGO!!のイントロ等の動きを見られたのが良かった。口を尖らせているところも好きです。

FUNKY FLUSHIN'

11日の大阪で聴けると勝手に思って聴けなかった「FUNKY FLUSHIN’」だけれども、ついに聴けた。原曲は見たところ配信はされていなくて、事前にGEOでアルバムをレンタルして聴き込んでいた。

思った以上に皆さん歌い方が達郎氏に寄っている。音源がピッチを変えた本人のだったという話もあるのでそのせいもあると思うが、メロディがそもそも本人が歌うためのメロディだからというのもありそうだ。原曲聴いた時からJuice=Juiceに合っている!と思っていたがその通りだった。アレンジもテクノっぽさはありつつもそれほど大きく変わらないし、曲の構成はそのままだ。
サビは原曲を聴いて想像していた通り「Let’s (オイ)Dance(オイ)」とコールが入っていた。
終盤の原曲では女性コーラスのみになるところも当然ながらメンバーが歌っていて、人数が増えた良さが出ている。その部分の冒頭は江端さんだけで、ソロで歌うことの嬉しさが顔に滲み出ていた(2番のファルセットを江端さんが歌ったのも驚きと喜びがあった)。コーラスが多重になってだんだん盛り上がっていくところは感動的で涙が出てきた。
最後はリフレインで終わるのがなんとなく夏っぽくて良い。音源はフェイドアウトなのかどうか気になる。
入江さんもMCで言っていたが全体的にソロパートを繋ぐ歌割が多く、見どころに欠かない。遠藤さんも歌い上げるソロパートがあった。嬉しい。そしてここぞという高音パートは予想通り段原さんだった。
ダンスも凝っていて面白かった。ラインダンスのようなパートもあって、皆さんの足の長さが際立っていた。

早くフル音源も聴きたいし、MVも見たい。毎日、今日公開されるんじゃないかと待っているのだが。