この世のもの

見たものと考えたこと

3flowerのレコーディング動画

レコーディング動画が揃った

つばきファクトリーの新メンバー(リトルキャメリアン)に比べると研修生比率も高いこと、加入後のシングルでそこまで歌割が多くなかったこともあって注目度が比較的低かったようなJuice=Juiceの前・新メンバー(3flower)だが、2人のメンバーを送り出したり、アルバムが出たり、TIFに6人で出たりと個人的には徐々に存在感が増しているように思う。ちょうど時期を同じくして、3flowerのレコーディング映像がアプカミにて配信されていて、さらに期待が高まっている。

有澤一華さん


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サムネイルがかわいすぎる。

有澤さんのレコーディング風景は何か後から音源を重ねているのではないかと思うような完成度だった。もともとプランを組み立てているのが伝わってきて、企てとか企みとかいう不穏な単語が浮かんでしまうくらいにしっかりしている。こういう人は大好きだ。たいせいさんとの話し方が辿々しいのがいつものキャラクターなので、ギャップがすごい。話しているイメージは私が聴いた時に思い浮かべたとのとは全然違ったけれども、確固たるものがあると良くわかる。歌い終わった後の表情の残しもいい、これはライブの時も。歌声はかわいいというか甘いけれども強いタイプで、稲場さんや宮崎さんのパートをどんどん歌って行ってほしい。あとはもちろん梁川さんなのだが、それはもう「禁断少女」で実現してしまった。歓喜。全体的に、文句のつけようのない感じに素晴らしいので、あとはもうライブでいかに再現してくれるかだと思う。

江端妃咲さん


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江端さんのこの曲での歌い方はかなりの発見で、喜びだった。「My Days for You」のBメロとかは今改めて聴くとその声質が味わえるのだが、どちらかというとサビとか、もっと前だけれども「VERY BEAUTY」を歌っていた時のような喉を絞るような声の出し方の方が印象には強かった。ので、そもそも雨の中の口笛の歌い出しが江端さんと思っていなかったのが正直なところで申し訳なく思っている。あんなに素晴らしいパートなのに。でもそこだけでなく、公開されている歌唱の全てが良い。ハスキーなために地声でも軽く、しかも江端さんの場合は柔らかくて可愛らしさもある。要するにこの曲との相性がものすごく良いのだけれども、歌っている時の表情を見るとものすごく細かいところを考えながら歌っているのがよく分かるし、それが情報量になって表れていると思う。セリフのように歌っているところもあって面白い。それにしても、「Plastic Love」のMVでも思ったけれども横顔や斜めの顔になると急に直線的なシルエットになって、格好良くなるのが魅力的だ。江端さんは愛のダイビングのようなしっかり声を張るような曲でも上達ぶりを見せていて、クールな歌唱をしているので、今後Juice=Juiceの中で曲数も歌割も増えていくのが楽しみで仕方ない。

入江里咲さん


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サムネイルを見て入江さんの曲が「STAGE」だったのを見た時は驚いた、アルバムでももう少しかわいらしい曲のレコーディング映像だと思っていたし、歌割の多い曲ではなかったので。実際に見てみると選曲も納得で、送り手の見てみろという気持ちが伝わってくる。ソロ歌唱動画の「恋ならとっくに始まってる」の時は頑張っている、見どころがある、という感じだったのに(何様だ)、気がついたら素晴らしい歌い手になっていて反省する。強い歌い方をしてもきつそうになることがないし、心細くなることもない。伸ばした時の声の持続性と、切り方がすでに新人じゃないというところを見せつける場面になっていて、たいせいさん言うところの「ニュアンス」がそれぞれに付けられている。でも切り方が本当にいいなあ。最初に「大丈夫そう」と言っていたのが、本当にしっかり練習に取り組んできてのものだと分かる数分間だった。話し声とのギャップが少ないのがJuice=Juiceの特徴だったと思っているのだが、入江さんは話し方が異常にかわいいのは前から述べている通りなので、ギャップがあるほうかもしれない。

レコーディングで上手な人はいずれライブでもその実力を発揮してくれるはずだ。人にもよるけれどもそこには大抵タイムラグがあって、金澤さんとかも初期は音源の素晴らしさがライブだと粗くなったり力みが感じられたりしたものだった。加入2年でだいたい発揮してくれる説も勝手に提唱しているので、楽しみに応援していきたい。

Juice=Juiceの秋ツアー大阪公演に落ちた。通常のツアーで落籤したのは久しぶりだ。みんなJuice=Juiceが好きなのか、それは嬉しいけれども。石山さんと遠藤さんも歌うでしょうし、見たい。