この世のもの

見たものと考えたこと

「Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~ 金澤朋子ファイナル」Blu-rayを見る

ライブビューイングで観たものをBlu-rayで見返すというのは不思議なもので、どちらも映像なのだが見ている場所も違えば、映像のバージョンも音声のバージョンも異なっている。記憶が蘇るというのとは違う感覚がある。Blu-rayで見て気付くのは、ライブビューイングの映像というのはライブを鑑賞している状況に近づけるという意味でだと思うが、ステージ正面からのものが多いことで、アップはもちろんあるのだけれど、ステージを横からや後ろからの視点で捕らえた映像は少なかった気がする。思ったよりずっと奥行きのあるところでパフォーマンスしていた、公園のようだ。

ハロー!のライブ映像作品は音程が整えてあるので、当日ライブビューイングで聴いたものとは異なるのだが、その分新人3人の声質が純粋に楽しめる。入江さんは段原さんに結構似ている。もう少し水分を増やして柔らかくした感じ。江端さんは存在の端々からついつい船木さんを連想してしまいがちだが、低いわけでもないので、案外他にいないタイプのハスキーボイスなので、今後貴重なアクセントになりそうな気がする。有澤さんはいまだに掴めない。

2019年あたりから(もしくはセカンドアルバムの一部から)のJuice=Juiceの楽曲はある種の傾向、良さがある。うまく言葉でまとめて表せないのだけれども。メンバーの入れ替わりが増えてきてからの曲であるので、今のメンバーが歌っても違和感がない。今回は改めて「好きって言ってよ」がいい曲だなと思った。あとやっぱり、「Familia」みたいな曲はコンサートで聴くのがいいですよね。