この世のもの

見たものと考えたこと

最近のつばき新メンバーのこと

いつまでも新メンバーというのも何なのだが、2期(3期?)とか括られてはいないし、3色団子的な呼称もないので困る。

ひなフェスも生中継があったし、最近公式のYouTube番組にもMC含め出ていることが多かった。時系列もおかしくなりそうだが、書きたい。

行くぜ!つばきファクトリーメジャーデビュー5周年スッペシャル完全版

寸劇はなかなか見る方もカロリーが要るものだったが、スタジオライブは非常に楽しめた。

4人ともどんどん場馴れしていて、表情が柔らかくなっている。

歌唱も本来の声の良さが出るようになってきていて、武道館公演で歌った「うるわしのカメリア」を再演していたのだが段違いに良かった。真琳さんのウインクも決まっていて、破壊力があると言われて「じゃあ何かを破壊したいときは」と言っていたのがおかしかった。

加入後のシングル曲も、どんどんレコーディングで聴ける声に近づいてきている。河西さんはどれくらいビブラートをコントロールしているのかわからないけれども、歌う度に微妙に違う味わいを出している。真琳さんがライブでの歌の安定では出遅れていた感じがあるのだが、だいぶ迫ってきている。豫風さんもどんどん迫力を増している。打率が高い。「約束・連絡・記念日」の「だから」は豫風さんのが一番好きです。「だから」と言えば、八木さんは曲によっては音源以上に力が入っていて、どこまで行くのか興味深い。

「今夜だけ浮かれたかった」には八木さん豫風さん河西さんにそれぞれソロパートがあり、どれも良い。これは「真夜中にハロー!」でも印象的だった。

どの曲でも、歌詞を反映した八木さんの表情の変化が面白いしかわいい。ソロDVDがほしい、最近は作ってないのかな。河西さんは横顔、斜めの顔の説得力がすごい。結構アイコンタクトをとったり、相好を崩す場面もあって余裕が出てきている。真琳さんはこの時かなり髪が長くて、顔に絡みつくのが美しい。表情のバリエーションが豊富で、日本語の語彙になさそうな感じだ。笑顔にも色々あるので、一度佳林さんに解説してほしい。本人でもいいけど。つげ義春漫画の登場人物っぽい時もあるし、見下す感じの表情の時もあったり、異常にかわいかったりするので気が抜けない。

一部のメンバーの歌唱については、ついつい小片さんの実力診断テストでのコメントを踏まえて見てしまうが、それにしても歌唱面での岸本さんの比重が大きくて、Juice=Juiceの高木さんどころではない。将来に向けては今の新メンバーがカバーしていってほしい。

アンコールでの真琳さん「5周年ということはそれだけ応援される意味のあるグループだ」ということコメントが強かった。要所要所でのコメント力よ。冒頭の自己紹介では「青椿」を名乗っていた。

アプカミ


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MCはリーダーと新人のペアなのだが、2人とも話し声が落ち着いていて和む。真琳さんのコメントは的確で、夢羽さんのレコーディングについての感想とかは特に。

さて、河西さんのレコーディングが取り上げられるのは2回目だけれども、やはり前回の「涙のヒロイン降板劇」が好評だったのと、送り手側も見せたいのではないかと思う。今回の「ガラクタDIAMOND」は一番最初のレコーディングだとのこと。音源を聴く限りは重要な歌割を担っているし、歌唱も安定しているしで全然そうは思えないのだが、映像を見てようやく信じられる。メイクの薄い河西さんの生き物としての美しさがすごい。その一方で両手でリズムを取るのが猫手になってるのがかわいい。そして声が澄み渡っていて、ハロプロ研修生を見ていても思うけれども、リズムは後でどうにかするとして、まず声を重視して人を採っているように思える。テイクを重ねるごとにどんどん表現が向上するので、ディレクターの山尾さんも楽しそう。踊ってるし。妙に元気なサビもこれはこれで良い感じだ。

ハロ!ステ


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つばきファクトリーのコンサートツアーはチケットが買えず行けないので(武道館には行く予定だが)、こちらで見せていただけてありがたい

「夜空の観覧車」は新体制では初めてではないだろうか。12人もいるので歌割が希少になるわけだけれども、4人とも見せ場があった。そもそもこの青白のツアー衣装がとても良い。いまのつばきファクトリーのイメージにぴったりだ。殊に河西さんのヒロイン感がすごい。八木さんと真琳さんは演技力がある、表情にストーリー性がある。八木さんは左右非対称の髪型も格好いいし、間奏のアップのシーンとか「八木さん…!?」と思ってなんども見返してしまった。そして豫風さんは曲中もっとも上手いと思った歌割だった。加入時から上手かったけれどもより安定してきている。

続く、か。