この世のもの

見たものと考えたこと

映画『若おかみは小学生!』

イオンシネマ新百合ヶ丘で鑑賞

都民の日だったからか、未就学児から小学生くらいの子供が多く、若い客層(もちろん保護者も一緒だけど)の片隅で鑑賞した。製作者の意図した笑いのうち、どんなものに子供の反応があるかがわかって面白かった(反復、動作、表情などに笑いが多く、言葉によるものは伝わりづらいようだ)

主人公の現実を受け入れる力、物事に真摯に向き合う姿勢、自意識の少なさ、そして健康的な明るさというのは、元気と言われているがむしろ情緒不安定で独善的という自分のヒロインイメージを更新してくれた。燃え尽きや反動がいつか来るのではと不安になるが、でも子供にこういった人物像に憧れてもらえたら良いなとも思う。

個人的にはメインキャラクターのみ髪型や眼の大きさが異様なことに慣れず、スタッフロール時に見ることのできる美しいイメージボードの自然な造形で制作してくれたらと思ったのだが、それは私が原作やテレビアニメを全く知らないからで、ファンには受け入れ難いのかもしれない。