2時限目だけ当選したので行くことができた。歌の考古学は初めてだ。
席は行ってチケットを交換しないとわからない。C列だった、ありがたい。嵩張る双眼鏡は無駄になったけれども。
始まり
- 野中さんが影アナウンス
- 吉田さんは1限目で永井真理子歌ったらしく森先生が興奮したようだった
- 森先生が間違えて田中さんを野中さんより先に呼び込んで田中さんご立腹
- 麻生さんの気合が冒頭からすごい。去年100点だったらしい。
- 森さんは声の調子が悪いらしく浮かない顔
本編
やりたい人を募るも挙手無しで藤平さんから。
- 藤平さん
- 家族に好きな曲を訊いたら、お父さんはガンズ・アンド・ローゼズ、おばあちゃんは夜と朝のあいだに
- DREAMS COME TRUEの「笑顔のゆくえ」。2番の歌詞がパフォーマンス委員長の自分と重なるところがあったとのことで歌う
- KYGの最後の一人としての決意等々。最初の春に負けないくらいというところが特に重なるのかな
- 感情も籠もっているし要所をしっかり溜めていて訴えかけるものがある
- 麻生さんの涙を誘う。森先生はKYGがそういう価値を持っていることに驚いているようだった
- 田中さん
野崎さんのようすがおかしい。ガチガチで、「素晴らしいです」しか言えない。
- 野中さん
- 場面々々でやりきる野中さんが歌の考古学初ということで楽しみだった。
- 子供らしいポップな曲ということでお母さんに相談されて勧められた荒井由実「ルージュの伝言」
- 歌詞を調べて読み解くと浮気の歌で、全然子供らしくはなかったけれども中2になるに向けて大人っぽくとのこと
- 歌詞の解釈2説をあげつつ、My Darlingという表現が気に入っている様子だった
- お母さんから借りた吹き出しの小道具と鏡に見立てたホワイトボードをつかってのパフォーマンス
- 声もいいしアイドル性のある歌い方、振り付けも80年代アイドルっぽくて良かった
- 机を動かしました、直しましたという謎の実況がおかしかった
- 麻生さん曰くここなは正しいと思った道を突き進むとのこと、確かに周囲のリアクションに頼らないところが素晴らしい
- 森さん
- 淀みのないプレゼンテーションがさすがだった。考えてきたことをしっかり順序立てて喋っている
- 日本の曲は知っているのが多いということで、The Bangles 「Eternal Flame」
- 「胸いっぱいの愛を」という邦題に絡めた話、今までもらってきた愛を今度は伝えたい、といった
- 野中さんは「伝わったよー」と、森さんと謎のやりとりをしていた
- 喉の調子が悪いなりに、ハスキーな声で歌い上げていた。裏声をうまく使って独自の解釈を示していたように思う
- 野崎さん
- 森先生のどういう考古学で来るのか?という煽りに関せず「おジャ魔女カーニバル」
- 99年の発売当時お母さんが今の私と同じ11歳で聴いていたという発言にざわつく会場。年下じゃないか
- 子供らしい心を失くした大人への野崎さんからの恩寵
- とにかくプレゼンテーションの聞き取りやすさがすごいし、歌詞への共感力もすごい
- 歯医者の方いたらごめんなさいねという急な配慮
- 魔女衣装を着ての歌唱、準備は麻生さんが手伝う(終わって余裕な姿の田中さんとかではなく)
- 歌は完璧でした、終わったあとの歓声は最大だったし、そもそも途中に他の生徒からの掛け声が入ってた
- 新しい風が吹いたとの校長の評
- 麻生さん
- 選曲理由が面白いし説得力あった
- 入った年の磯野大賀白井との思い出が強く、そしてその中3に自分がなった今、キラメキの雫にちなんだ歌を歌いたい
- ということできらめきや欠片を含む歌を探すも難航したが、欠片=Pieceということで今井美樹「Piece of My Wish」を発掘する。2番の歌詞には「かけら」の言葉も
- オーソドックスなプレゼンテーションを行っていた。作詞者、作曲者も含めて説明していたし、歌詞については模造紙に書いて横に張り出したりと
- 2015年には菊地最愛さんが「Pride」を歌ったらしい、そのあたりの歴史ともつなげるあたりさすが
- 実際、いい歌詞だったし、麻生さんが共感して歌ったのも納得の広いレンジを持った楽曲だなと思った
- サビから終盤にかけての気持ちの込めようが、空回りにならずに歌に乗っていて素晴らしかった
- 場所が場所ならスタンディングオベーションになりそうな会場の雰囲気、下級生たちもみんな泣いてた、特に藤平さん
ということで、非常に濃い内容の公開授業だった。これは権利関係でソフト化できないので観るしかない。
お土産の消しゴムをポケットに、帰宅の途についた。途中でアルバム買ったりしつつ。