この世のもの

見たものと考えたこと

さくら学院祭2018 於東京国際フォーラムホールC

転入生がすごい

森先生も転入式とか初登場FRESHとかで小出しにしていけとのアドバイスしていたと思うけれども、とどまるところを知らない。何か振られたら一つ印象を残してやろうとしているような、と言うよりも自分を出していこうという意識なのかな、コメントが立っている。

殊にサクラデミー賞での皆様。野中ここなさんは企画意図をはみ出たコメディエンヌぶりで森先生の調子を狂わせまくってた。せっかくオーディションを勝ち抜いた生徒の演技の印象を奪う感は否めなかったけど、でも抑え込むのももったいないのでまあ良しなのかな。でも野崎さんの脚本完成度にはもっと触れてあげたかった。白鳥さんは持ち前のポジティブさとマイペースさでいちいち面白かった。「つきあっちゃおーっと」とかすごい。

吉田さんが眼鏡を

4年ぶりのトロピカロリー。野津友那乃さんの役回りを吉田さんと有友さんと田中さんが3ガールズとして担当した。センターは吉田さん、ランウェイに降り立つや眼鏡を外す。最近はレピピアルマリオのモデルとして眼鏡なしで活躍なさっているのでそのこともあってだと思うけれども、さくら学院では初ということでこれは事件であった。

新谷さんの熱演

HR(演劇)は新谷さんが見せ場を。今までも要所要所で演技の上手さを見せていたけれども、このコーナーはコントからのシリアス展開が急なので、演技の温度差を作り出さないといけない。結果的に新谷さんの繊細さだけでなくて力強い演技が見られた。涙をぼろぼろ流しながらの台詞はかなり真に迫っていて、内容としても感情を載せやすかったのではないだろうか。客席も静まり返っていた。

その後の物語の展開が、果たして解決として充分だったのか、新谷さんは答えを見つけられていたのかは疑問だが、今後の活動でそれは分かってくるのかもしれない。