この世のもの

見たものと考えたこと

ハロプロ研修生 発表会 2013~9月の生タマゴShow!~於横浜BLITZ

生タマゴ横浜を見た。佳林さん欠席でJuice=Juiceは4人だった。4人のグループに見えた。フレッシュ感より、こなれた感じが増す。Memorial Editは両方出だしがあーりーに。とくに五月雨の最初は手に汗握ったがきれいに歌えてて嬉しかった。緊張感のある表情もいい。由加さんも活躍してた、ずいぶん力強い声になっている。今後のシングルは二人にもっと歌割があってほしい。そして、さゆきオンパレード。安心感がすごい。ほかの研修生との曲でも朗々とした歌声が群を抜いていた。でもこの人についてはJuiceの時の工夫ぶりがやはり好きだ。

ということではじめは佳林さんいないし昼だけしか買えずにいて良かったか、と思っていたが昼終演後は当日券のために出口に急いでいた。

それにしても研修生が入れ替わり立ち替わり様々な組み合わせで歌っているのを見るのが楽しくて仕方ない。瞬間的な驚異や感心もあるし、定点観測的な成長・変化を寿ぐ要素もある。今回はメンバーが欠けていることもあって、今までとは違う要素が多く見られた。ゴロー氏も由加さんも上手く引き出していたし良かった。

新人6人はとくに変化が感じられた。まともに歌っているところは今回が初めてだったけど。ひかるんは相貌がしっかりしているし表情も曲や歌詞に合わせて多彩で見ていて楽しい。サンタクロースの話をしていたときの揺るぎない真顔が美しかったし、くしゃっとした笑顔もかわいかった。歌声も外連味がなくて好ましい。今後も期待したい。稲場さんはダンスから伝わってくる重量感がアイドルっぽくはないかなと思っていたけど、歌声とか表情はたしかに魅力的だった。少しやせないかな。マッシ氏は人柄が面白いのでなんとか地位を確立してほしい。

そして今回はたぐっちの活躍が感動的だった。未だに一番小柄なように見えるけれど、どの曲でも中心的な存在として堂々としていた。個性的ではないかもしれないが、大人らしくなりつつある、情感ものりつつある、そんな歌声と品のある独特な踊り。考えながらパフォーマンスをしているのがよく分かる。はまちゃんとの組み合わせも魅力的だった。なんらかの勢力をふたりで牽引していってくれそうな気がする。あとビックカメラの歌が最高だった。

まりあさんも特筆すべき働きをしていた。重要なパートをまかされるのはそれだけの期待を負っているのだろうけれど、そこを悉くクリアする。アジアンセレブレイションにしろトキメクトキメケにしろ、説得力がある。他のひとがしないようなネガティブな表情も含めて、ステージ上での印象強さはすばらしい。

 

ということで12月もたぶん、Juice=Juiceが出ていなくても行くだろう。買えれば。