この世のもの

見たものと考えたこと

映画『海辺の生と死』

テアトル新宿 立ち見もあった。

オルガンの後ろの五十音表にタ行がないのが気になったんですが意味があったのかな。その他書籍(古すぎる)、眼鏡(度が入っていない)、新聞(なんか変、古すぎる)、衣装(時代も経年としても新しすぎる)、手紙(現代仮名遣い)などの外見に引っかかりまくって、子どもの実在感、島民の言葉などと併せて思うにおそらくこれは当時の現地というそのままの設定ではなく現代に突然過去が滑り込んできたような特殊なファンタジーなんだというつもりで見ていた。その中で島の自然は変化していないということを強調しているのだろう(冗談です)。

映像は綺麗で夏を楽しめた。

二人とも何を考えているのか理解できなかったけれども人間なんて理解できるものではないだろう。様々な形で感情の高ぶりを表現していた満島さんの役はその熱量において見てよかったと思います。