この世のもの

見たものと考えたこと

Juice=Juice「プライド・ブライト」ライブ映像

ハロ!ステにJuice=Juiceの「プライド・ブライト」のライブ映像が公開された。たぶん川嶋さんが参加した楽曲の公開は初めてだと思うのだが、同時にグループ全体のパフォーマンスとして魅力にあふれていた。

Juice=Juice公式に以前公開された日本武道館での初披露と比較すると面白い。こちらは100万回以上再生されている。

生中継の録画も見返したけれどもYouTubeと印象はあまり変わらず、初披露にして完成度が高い。

今回の映像はそれから3ヶ月位経っている。しっかりと楽曲を伝えていた感じの5月に比べて自由度が増していて、皆さんアクセントがよりはっきりした歌い方になっているし、グルーヴ感があってソロパートの繋がりもいい。段原さんと松永さんは歌い方の癖が強まり、攻撃力が増している。井上さんは例の「私は」が力強くなっていてしかも安定している。入江さんの最後の「プライド」の「d」がよりはっきりした発音になっていてラストが締まっていた。江端さんはこの楽曲で印象的なソロパートが2つあるが、それぞれの歌い方を変えていて面白い。Bメロのほうは少し力みが抜けて歌詞が伝わりやすくなっている。川嶋さんはと言えばこれでもまだツアー数公演目だと思うのだが、すでに当然のようにそこに存在している。むしろ肌の白さ故かそこだけスポットライトが当たったかのようだ。松永さんと遠藤さんとの2番のユニゾンも初披露のときは付け足しっぽさを感じなくもなかったが、先輩2人の声をうまく繋いでいて美しいものになっていた。歌唱とは話がずれるが、さくりんごのヘアアレンジが最近解禁されたらしく、殊に石山さんの変化が大きい。この動画でも「遠藤さんは今日(?)もかわいいなあ」などとぼんやり見ていると次のカットで謎の美人がカメラを見下ろして微笑んでいるので声が出てしまう。メイクと髪型でかなり印象が変わるので今後も楽しみです。

さて、そういった差異に注目する以上に、Juice=Juice全体としての勢いというか迫力が増しているのが印象的だった。メンバーの皆さんからJuice=Juiceの一員としてこの楽曲を歌うことの自負と喜びが伝わってきて、本当に全員のパフォーマンスが良かった。もう何度も見ている。この公演、あんまり音程の調整とかもしなくていいのでまるっと映像作品化してほしい。