この世のもの

見たものと考えたこと

演劇女子部 気絶するほど愛してる! 於池袋シアターグリーン

池袋駅からけっこう歩いて着く。BIG TREE THEATER、小さかった。後方の席でも十分に近かった。

稲場さん安定感、田舎から出てきた少女をとてもそれらしく演じていた。不自然さを感じさせないってよく考えるとすごい。前半の思い込みの激しい感じもすっとぼけて演技できているところとか。でも終盤はもっと圧倒して欲しかった。というか脚本&演出のせいだと思うけれども。

森戸さんはある程度棒読みな感じが素直な良い子という印象を強めててよかった。たぶん、すごく成長してあそこにたどり着いたんだろうな。感情移入できるキャラクターになってた。友達思いの真っ直ぐさが余計な疑問を生じさせないというか。
とにかくかわいかった。ふだんのちょっとぶりっ子なしぐさ(指を顎に当てるのとか)とかが役に合ってた。ポニーテールが綺麗だった。なぞの関西弁も上手くなくてかわいかった…。あとダンスが意外なことに今まで以上に上手さを感じた。

やっぱり出てくる人が多すぎてそれぞれの関係性を描くのは大変そう。

それと、特に終盤の話が全然飲み込めない。ご都合主義とかそういうレベルでなく。怒りで森戸さんが強く生きるようになったっていう話なの? 親衛隊のリーダーとして? あ、誘導尋問で良さを再認識してやはり推さなきゃとか? 字にしたら少し分かったかも。

山木さんは小柄なりによく頑張った! 80点中80点! 声がいい! 後半のヒール部分の高笑いさすがだった。もっといやらしくなってくれてもいい。

小関さんは性格の良い下っ端をよく演じてた。ひたすらみんなを止めてた。ドラムスティック裁きがんばろう。

小関小野田にもう少し性格付けをして欲しかった。ほかの要望と矛盾するけどさ。何を考えてるのかなって。

梁川さんはハキハキ踊ってた。ピンクの衣装かわいい。歌(森戸梁川・および船木森戸パートあり)CDよりいい。船木さんはカシューナッツの歌声良かった。昭和感、研究したんだろうな。やなふなのピンク水色双子はよかった。もっと普通の二人の歌も聴きたいけど、まあいずれあるでしょう。通行人役よくやってたけど、もう一歩活かしどころあったのではないか。つうかセリフをよ! 

男役はそれをすること自体が大変。主役級に配置しちゃうとなかなかつらい。

最後にブギウギLOVE披露で得な感じでした! ももちパートは山木さん

笑いもちょっとあった。小片山岸浅倉の真顔ダンス良かった。とくに山岸さんの真顔の面白さ。そこに加わる森戸さんは真顔というかなんか半分寝てるみたいだったけど。小片さんの器用さ。

須藤さんの客いじり。ラーメン屋。巨きかった。それに怯える森戸さん。

つばきの歌悪くなかった。きしもんも健闘してた。最後の挨拶がビリー抜けてなくてかわいかった。

冒頭の歌はたぶんCDと違う歌割。つばきも歌ってた。

たぶん。