この世のもの

見たものと考えたこと

Juice=Juice 宮本佳林・植村あかり バースデーイベント2013 於Tokyo FM Hall

1回目だけ見る。

とても幸せな気持ちになる。

青衣装、佳林さんのワンピースのシルエットが美しい。
出てくるなり時間がないということで進行をがんばる。

すごろくみたいなゲーム、いきなり漢字が読めなくて青汁を飲む。
がんばってまずい感じを出す佳林さんの横で淡々と進行をするあーりー、
とはいえ急いでいる感じはなくひとりごとを交えてマイペースに進行する。
そのひとりごとがとてもおもしろかったんだけど忘れた。
いいところを10個という課題でちゃんと数えてないあーりー。
電卓を使うも3桁区切りを理解できなくて答えられない二人。
箱の中身はパイナップル。客席からの声に惑わされるあーりー。
石って答えてた。答えみてから客席に怒ってたのが良かった。
セクシーに好きな曲を言う謎の罰ゲーム。佳林さんはロマンスの途中、あーりーなんだっけ。
佳林さんはこういうときにしっかりやりきる。

質問コーナー、客からのアンケートに答える、質問者に挙手させる。すごいな。
あーりーがそれ忘れてて妙なタイミングで戻ってた。その他、箱に戻したりいろいろぼける。
佳林さんはあーりーを見守る役もあって大変そうだった。
10年後という質問で歌っていたいという佳林さん。由加さんが29歳ということで、行方不明になっていないといいねという話に。
実際どうなっているだろう。5年は続いてほしいな。
以前の二人の印象ということで、舞台の頃は仲良くなかったという話。CDjournalでも似たような話あったけど仲良くなかったとまでは言っていなかったような…。壁を作りあっていたとのこと。距離があったってことですね。そこからの展開の早さが思春期らしくていいなと思いました。今仲良いか知らないけど。

そのあとサプライズで新垣さんからビデオメッセージ。動揺しつつ、しっかり正座で画面の前にポジションをとる佳林さんがとてもかわいい。
なんやら普通の話だけど、本人への直接のメッセージらしくて好印象だった。
サプライズの影響で段取りがわからなくなり、質問コーナーの締めを突然言うあーりー。

そこからミニライブ。
とにかく素晴らしかった。
あーりーソロで愛してる愛してる。声量もついているし、声はもともと美しいし、歌い方が素直なので好感しか抱きようがない。とくにサビが良かった。
佳林さんソロで晴れ雨のち好き、これは研修生のネットの番組でカラオケで歌っているのがあってそれではピンと来なかったけど、今回は凄まじかった。
声質を存分に活かした歌唱で、本人は緊張をしていたと盛んに言っていたけど、感情も思い入れも十分に込められた素晴らしい出来だったと思う。ところどころ感涙した。
終わってしまうのかと思ったら、そのあと二人で夢見る15歳白いTOKYO(これは知らない曲だったけど良かった)。楽しそうだったし、楽しかった。バースデーイベントらしく、自分たちの年齢にあった曲調、世界観の曲を選んだと思う。活き活きと歌う、その生命感を分けてもらえたようなライブだった。

Juice=Juiceの曲は難易度が高く、技巧的で、歌割りも細かいのでどうにも佳林さんの歌声を堪能するわけにはいかない(そういう性質のものじゃないけど)。
アルバムとかカップリングでそういったストレートな曲があるといいなと思う。
ミニライブ部分はセットリストもフォーメーションも二人で考えたとのこと。愛してる愛してるはメンバーに案を出してもらってその中からヒョイッと選んだという思い入れの感じない話だったけど。
これに限らず他のグループなどでもメンバーが考えたセットリストというのは見ていて楽しいものが多い。
様々な大人の事情を無視してただ良い曲を選んでしまえることもあるし、本人たちとファンの嗜好というのが重なるところが大きい。
それは本人たちも自分や周囲のファンであるからだと思う。

とにかく、宮本佳林という人を知れたこと、その存在を目にし、歌声を聴ける状況に自分があるという幸せを実感した。