この世のもの

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ロイヤルブルーとは

福田真琳さんの「メンバーカラー」はロイヤルブルーだ。ハロー!は公式サイトにメンバーカラーが載っていないのだけれども、加入直後にYouTubeで発表されていた。


www.youtube.com

 

メンバーカラーというのはロイヤルブルーに限らず耳馴染みのない色が結構多い。どうやらグッズのベースになっているTシャツメーカーの色名を採用しているらしい。だったらメンバーカラーTシャツ売ってほしいですが。

tomsj.com

カラーチャートを見るとメンバーカラーにあるが普段あまり目にしない色名が入っている。デイジーがイエローより黄色いとか、ライトパープルとラベンダーは割と似ているがパープルはだいぶ濃いとか、イタリアンレッド(稲場さんとか加賀さんとか)とレッドの違いがよく分からないとか、眺めていると面白い。最近加入した人のメンバーカラーはだいたい見当たるのだが、マスタード(豫風さん)とミルクティー(櫻井さん)はない。

原色というか基本色はほぼ揃っている中、ただの「ブルー」というのはなくて、それがメンバーカラー「青」が竹内さんくらいしかいない理由なのかもしれない。いわゆる青に当たるのは里吉さんの「ミディアムブルー」と、石田さん松永さん筒井さんと真琳さんのロイヤルブルーで、ロイヤルブルーの方がちょっと濃い。より濃い藍色みたいな「ジャパンブルー」もいつか現れるかもしれない。尚、竹内さんのグッズの色もおそらくロイヤルブルーの方々と同じだ。

書籍で調べてみた。

王室の青を意味するロイヤルブルーは、16世紀にはコバルトガラスの顔料スマルト (smalt)の別名だった。また19世紀にはプルシャンブルー(Prussian blue) の別名でもあった。それが1892年以来、イギリス王室の公式の色という文字どおりのロイヤルブルーになった。濃い鮮やかな青の色名として一般にもよく知られている。国王または女王の役割にふさわしい行事、あるいは王室の保護奨励に値するような行事や事物、さらに王室の国民に対する責務に属する事柄などに、王室の存在を示す象徴としてこの色が用いられる。たとえばウェッジウッド社が王室行事を記念して製作するロイヤルセラミックなどには、このロイヤルブルーが使用されるのが常である。イギリス王室の権威の象徴であるばかりでなく、これこそイギリスのシンボルカラーでもある。

「ロイヤルパープル」とともに、英国王室を象徴する色。1892年以来、王室の公式カラーですが、16世紀には「スマルト」、 19世紀には「プルシャンブルー」の別名で呼ばれました。 「キングズブルー」とも言います。

別名のくだり、言っていることが逆なような気もするが、たぶん前者の表現が正しいと思う。ロイヤルブルーという言葉の指す色が変わったということではないだろうか。「濃い鮮やかな青」という点を認識しておけば良さそうだ。

それぞれの書籍にはカラーコードも載っていた。CMYKだけでなくRGBも載っていたのは『507』の方で、

  • R28 G80 B147
    16進数だと#1C5193

ちなみに前述のTシャツの商品選択のところをピックアップすると#124191だった。割と近い。これで色設定できるサイリウムとかなら完璧なのだが、持ち合わせていないので結局は青を振ることになると思う。

s-collection.com

ウェッジウッドのロイヤルブルー製品は骨董品がいろいろ売られている。きれいな青だ。