この世のもの

見たものと考えたこと

Hello! Project Year-End Party 2022 ~GOOD BYE & HELLO ! ~つばきファクトリー プレミアム 於中野サンプラザホール

ここ数年はだいたい年越しのコンサートをライブビューイングやテレビで見て、年始のコンサートを初詣と称して見に行っていたのだが、今回は1月2日を申し込んで外れてしまった。せっかくの帰省時、一つくらいは見たいと思って大晦日のコンサートを申し込んだ。全体参加のハロコンが無い今、全てのメンバーが見られる貴重な機会だ(あとはひなフェスだけど東京にいないので)。今回初めて生で見たメンバーも少なくなかった。

 

今回行ったのはつばきファクトリープレミアムだが、プレミアムと言ってもひなフェスのように他グループがメインのグループのカバーをしたりはしなくて(色々な意味でそんな余裕はない)、単に曲数が多い。メイングループが6曲?で他は2曲ずつ。大晦日に1部2部でやっていた時も1部はそんな感じだった。とにかくこちらが休みの時に働いてくれてありがとうという念を生じるばかりのコンサートだ。

 

つばきファクトリー
  • アイドル天職音頭
  • 表面張力
  • 今夜だけ浮かれたかった
  • 弱さじゃないよ、恋は

衣装はいつかの赤衣装。メイン公演だからか髪型が皆さん凝っていた。八木さんはまた少し髪が伸びたようで、ウェーブをかけていた。河西さんは編み込みのうえ三つ編みのおさげにしていて、真琳さんはハーフアップ?のうえに赤いリボンをしていたのが印象的だった。前髪は真ん中で分けていて、顔がよく見えた。浅倉さん八木さん真琳さんあたりが髪を切ってからも初めて見るのだが、そのうえ岸本さんは金髪になるし、小野さんは岸本さん以上に短くなった。2人とも違和感なく似合っている。岸本さんは前にも金髪にしていた気がしていたのだが、竹内さんと勘違いしたっぽい。ということでつばきファクトリーの皆様の外見は前回コンサートに行った時とはだいぶ変わっていた。豫風さんは見るたびに大人っぽくなっている。髪がストレートだったのもあって落ち着いた雰囲気だった。良い。河西さんは編み込み+三つ編みですごく似合っていたのだが、ブログによると入江さんにやってもらったと。入江さんは昨日今日と八木さんのヘアアレンジもしていて、リトルキャメリアンと仲良しだ。

私の今年の1曲は「弱さじゃないよ、恋は」で、それを1年通して色々な形で見られたことは喜びだった。この曲は振り付けもコンテンポラリーかつ叙情的で、見るたびに集団としての動きが美しくなっているのを感じる。「密」なエンディングも感動的だ。

つばきファクトリーは後半に再登場。衣装は秋ツアー前半のものなのだが、リトルキャメリアンが被っていたベレー帽を今日は先輩たちが装用していた。よりグループが一体になった感じで嬉しい。

  • 低温火傷
  • 独り占め
  • アドレナリン、ダメ
  • ハッピークラッカー

クリスマスライブを経て、ユニゾンがグレードアップした気がする。低温火傷の出来が素晴らしく泣けた。独り占めは12人では初披露だろうか。多分他でもやっているのだろうが、ともあれ初めて見た。つんく曲は初期にしかない訳だが、こうやって改めて聴くと今のメンバーでも上手いこと歌いこなしていて古さは感じない。歌詞の世界が狭いというか広がりがないようには思う。ともあれ真琳さんはFCイベントでソロで歌った歌なので、思い入れはあるだろうし上達を実感できていたら良いですね。

つばきファクトリーのみ最後に挨拶をしていて、真琳さんが今年の思い出として「灼熱」、とりわけソロで歌ったことを挙げていた。

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ハロプロ研修生ハロプロ研修生ユニット'22
  • Ice day Party
  • ダイスキだけど付き合えない

研修生は10人しかいないので、今のハローの状況見たらこのまま全員でグループ結成してもいいんじゃないかと思うくらいに皆さんしっかりパフォーマンスできていて、ユニットの4人が特に抜きん出ている様には感じなかった。新人の2人も、特に下井谷さんとか歌も上手だったしウインクする余裕すらあった。とは言え小野田さんはさすがの安定感だったし、植村さんの全体的なバランスが取れてきて子供っぽさがなくなってきた。1曲目の方は稲場さんがハロプロ研修生北海道を指導していたときに振り付けした曲らしく、MCとして感慨を語っていた。

 

OCHA NORMA

研修生と続けて聴くと音圧が上がった感じがする。スタイルが皆さん良くて、なんかもう2013~2015辺りにデビューしたグループとは外見的なバランスが全然違う。田代さんは初めて見たがすごい美人だった。迫力というか説得力というか。あとラップ上手い。しかしこれはハロー!というかつんく曲におけるラップがどうやっても格好良くなり得ないものだったこと(個人の感想)も印象を左右しているかも。齋藤さんとか広本さんみたいなちょっと年齢高めのメンバーがいるのも精度を高めている。西崎さんの歌がもう一段階安定していた。昨日レコード大賞最優秀新人賞を逃したらしいが、Juice=Juiceも逸しているので(何らかの意味で)大丈夫だ。早めにアルバムを出して曲数が増えるといいなと思う。

 

BEYOOOOONDS
  • ハムカツ黙示録
  • Hey ビヨンダ

BEYOOOOONDSのいいところというか有利なところはメンバーの入れ替わりがデビュー後全くないところで、とにかく見るたびにレベルが上がっている。色物っぽい曲が多いのにパフォーマンス力がとんでもないので何を見せられているんだと目眩がする。先日の姫路のライブでも思ったが、今まで歌唱が売りでなかったメンバーも普通に安定した歌を聴かせてくれるし、里吉さんとかも少なくとも自分の担当箇所は完璧に決めてくるようになった。そんな人たちが12人でユニゾンするので、それを浴びただけで感動させられてしまい、Hey ビヨンダで泣いた。そんな曲じゃないのに。終盤の江口さんのフェイクは圧巻で、表情一つかえず、前傾することもなく普通にこなしている。オリジナルメンバーが全員在籍している期間が尊いものだというのは今まで感じてきてることなので、今体験しておくのがいいと思った。

 

Juice=Juice
  • イニミニマニモ〜恋のライバル宣言〜
  • G.O.A.T.

衣装は春ツアーの白衣装(多分)。石山さんと遠藤さんが着ているのを見たのは初めてかもしれない。他のグループが盛り上がる曲を演じている中、選曲が渋い。敢えてCDJと変えているというのはあるのかもしれない。10人でのG.O.A.T.初めて見た。今日は井上さんの調子が良く、引っ張っていってくれていた。植村さんは24歳初パフォーマンス?違う昨日もあったから2日目か。 ちょっと抑えめで魅力的な発声をしていたように思ったが、まあ日によって違うので分からない。何色を振ろうか迷ったけれども、今日はミントグリーンにしてみた。新人2人ともイニミニマニモの歌が他の方々と遜色ないくらいになっているし、石山さんは今日もかわいかった。

 

アンジュルム

出てくるなりの勢いが素晴らしい。個性があるのに集団として見えてくる。悔しいわの斜めに手を挙げる振りの角度が瞬時に美しく揃っていて、さくら学院の「夢に向かって」を思い出した。平山さんを中心に見ているが、松本さんも目で追ってしまう。圧倒的に細くて小さいのだが声がしっかりしているので存在感がすごい。平山さんは相変わらず美しくて顔面の迫力があるのだが、人間としての完成度が高すぎてアイドル性は弱いかもしれない。

 

モーニング娘。’22
  • Swing Swing Paradise
  • Happy birthday to Me!

明日からは’23か。’14から始まってもう10年目だな。

発売したばかりの新曲2曲をやっていて、私は曲を知らなかったのでそもそもの曲の面白さが印象に残った。最近の暗い曲調で自己啓発する感じではなくて、Swing Swing Paradiseの方はかなり謎な世界観で面白かった。ファンの方々はこの2曲についてはどう感じているのだろう。山﨑さんの髪型が格好よくて、漫画っぽい顔立ちとの相性が良いと感じた。櫻井さんは去年の平山さんに通じる新人らしからぬ完成度があったが、曲がそもそも一般的な歌のうまさを求めていないので、そういう意味では実力はよくわからなかった。曲はともかくダンスの完成度がさすがなので、どちらかというと間奏やアウトロの方が楽しめた。

 

MC

司会は宮崎さんと稲場さんというex)Juice=Juiceな2人。会場がピンクになって美しく、トークは全体的に宮崎さんのペースだった。メンバーへのインタビューがないのはなるべく接点を作らない感染対策なのかもしれないが、距離とってでもやって欲しかったという気がしている。卒業後に加入したメンバーが大半の、今のJuice=Juiceと話す宮崎さんとか見たい。