この世のもの

見たものと考えたこと

ヤなことそっとミュートYSM SIX TOUR in 大阪 於江坂MUSE

セットリストがほとんど思い出せないのだが、それは私が曲名をちゃんと覚えていないからだ。初めてライブで聴く曲も多かった。

印象的だったのは、

記憶とハーモニーは現体制初披露だったようだ。NINEの中でも異色な穏やかな曲調で好んで聴いていたのだが、生で見られてよかった。おそらくは現体制で最初で最後?

メジャーデビューシングルは、ちょうど転職と京都への引っ越しの時と重なっていてその時の心情とかも重なってくる。そもそもヤナミューをちゃんと聴くようになったのがその前年末くらいからで、試験勉強をしていたらコロナ禍になってしまって買っていたチケットもキャンセルになってしまったのだった。初めてライブに行けるようになった頃にはメンバー変更があり、ライブでは現体制しか見られていない。

今日やっていた曲を探すために音源を聞き返したりしているのだが、歌い方がライブとはかなり異なることに改めて気づかされる。時期的なものではなく(Re-recordingでもそうであって)、レコーティングの際のディレクションはかなり抑制的なものなのではないかと思う。作品としての完成度を重視しているのだと思う。ライブはもっと感情的だ。クローサーの時の客席に向ける情熱はすごいものがあった。特に一花さん。

それと今日とくに感じたのは彩華さんの安定感が増していて、以前感じたような1人声が浮く感じがなかった。ヤナミューはコーラスも全て生なのが魅力なのだが、その声量のバランスも良くて完成形になっている。彩華さんの声の入った音源が全くないのがもったいないが、タイミングなので致し方ないか。

あとは悔いができるだけ少ない形で最終公演を完遂することを陰ながら祈るのみで、行けないので配信で見る。