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つばきファクトリー 岸本ゆめの×秋山眞緒×福田真琳FCイベント2022 ~チャウチャウちゃうねん2~ in 大阪 於YES THEATER

福田真琳さんが大阪に来てくれたので、見にいくことができた。すっかりつばきファクトリーおよび真琳さんのファンの私だ。京都に転居する際はこれでFCイベントはほぼ参加できないな(あとさくら学院に行きづらいな)と思っていたので、こういう機会は大変嬉しい。

大阪出身の岸本ゆめのさんと秋山眞緒さんのお二人のイベント、前回は河西結心さんがゲスト参加して行われたらしい。前回と異なり、今回はなんばグランド花月に隣接するYES THEATERというところで行われた。仕事を終えてから2公演目に間に合った。劇場なので、傾斜した席の下方に舞台がある。そちらにお三方が立っていた。かなり前方で見られたが、真琳さんは逆サイドだったので、やや距離はありつつも横顔を多めに拝見できた。衣装は約束・連絡・記念日のものだった。秋山さんのスカートがおしゃれだ。そしてプリーツの細かいスカートが好きな私には真琳さんのこの衣装が見られたのは幸運だった。腕が細長いのはそうなのだが、武道館で見た印象よりも筋肉質だった。岸本さんの筋肉は段違いだったが。普段は京都の人の話す言葉を聞いていて、いまだに京都と大阪の話し方の違いなど全然わからない私だが、今日のお二人の話し方は大阪っぽいなと思った。なんというか、キレがありますよね。

最初に日本武道館公演の感想を。観客にも参加者が多くいた。岸本さんは観客数でいったら前回よりも少ないかもしれないけれども、WEB記事やTwitterのトレンドなど、反応が前回よりも多かったと。真琳さんは後で映像を見て、ステージ上のディスプレイ(とは言わずに、プロジェクター、電子掲示板など言葉を探っていた)の文字の演出が印象的だった。岸本さん曰く思っていたよりおしゃれなフォントで、真琳の文字っぽかった、少なくとも小野田谷本の字ではない。次はもっと特殊効果を使いたいという話にもなって、岸本さんは床から飛び出たい、秋山さんはモロッコ(トロッコのこと)に乗って客席にボールを投げたい。新沼さんが強く投げ込みそうだが、真琳さんも暴れ馬っぽいので強く投げそうという話でした。

大阪クイズ、それぞれが大阪に関するクイズに答えて、不正解だとビリビリグッズを使用させられる。吉本新喜劇のこととか、岡村美波さんの座右の銘とか、勉強になりました。真琳さんは地元じゃないので客の助け(挙手など)を求められるが、客席が割れたのもあって結局電卓のビリビリを受けていた。リアクションが意外にアイドルだった、内股で崩れ落ちていた。しかし痛み自体は大したことなかったということで、やはり辛いものが平気な人は痛みに強いんじゃないだろうか。秋山さんは全問正解したのに、その後のコーナーで花月を「はなつき」と読んでビリビリしていた。そのときの表情が凄かった。何か後戻りのできない大事件を起こす直前のような。秋山さんが自分たち3人を評して「芸人とアイドル」と言っていたが、実際そんな感じだった。

テーマを籤引きするトークコーナーもあったのだが、爆笑したことということで3人が沈黙してしまい、冒頭で秋山さんがビリビリしていたのもあって一題で終わっていた。知れたのは、岸本さんが差し入れを真っ先に選びにかかったということでした。ハロプロって元々そういう感じじゃないのかしら。あとは同じ会場で行われた寸劇イベント(かすかにそんな告知を見た記憶はある)で小片さんと通りゃんせを笑わずに歌うのが大変だったとか。真琳さんは聞いた話を初めて聞くように聞ける人だった。

真琳さんがお題について岸本さんか秋山さんを選ぶコーナー、タイトルは全然思い出せない。値切るのが上手なのは秋山さん、USJで1人で楽しめそうなのは岸本さん。ダンス見せるから値下げしろ的なことを真琳さんが大阪弁風に言っていたがなかなかスムーズだった。真琳さんはUSJに一度だけ行ったことがある。メンバーとまた行きたいと。「好っきやねん(岸本さん曰く好っきゃねんの新種や)」対決は岸本さん。言われて嬉しそうな真琳さん、「唐揚げよりもたこ焼きよりも…」と言った岸本さんを「自分の好きな食べ物を犠牲にしてまで」と表現しているのが面白かった。2人とも当然のようにセリフを加えていたのが寸劇の成果なのか。

サイン色紙抽選会(当たらず)を経て、ミニライブということで3人がそれぞれソロで歌唱。

忘れてあげる、コーナーが変わった瞬間イントロが流れ出す忙しなさだったのだがすぐに世界を作っていた。秋山さんは武道館でも高音がクリアで美しいと感じたけれども、この曲もその良さが出ていた。自分の座っていた方にも来てまっすぐ見られたが、奈良国立博物館で見た飛鳥時代とかの仏像にも似た彫像的な美しさがあると思った。茶色の衣装のせいもあるかも。

真琳さんの年齢について考えたことがなかったが、17歳なのだった。去年はバースデーイベントはなく、そもそも武道館が誕生日当日だったので、次の誕生日はもう18歳だ。確かに歌うなら今だ。いまだに捉えどころのない歌声をしている。細いような不安定なような、影のあるような、でも芯ができてきたような。多分音の高さにもよっても違うのだと思う。17才は得意としてきた音程よりも高めだからこそ、今までとは違った響きがあったのかもしれない。ダンスは安心して見ていられる、ずっと笑顔の曲はつばきでは多くはないので、ソロでかつ笑顔の真琳さんを見られて良かった。「生きていく」の最後のuが高く上がる方のバージョンがかわいいと岸本さん秋山さんが絶賛していた。なるほど。つばきはもう何年も歌っていないらしい。

岸本さんは22歳でB型ということでこの曲らしい。原曲を知らないけれどもきっとこれが正解の歌い方なんだろうなという説得力がある。武道館でも思ったけれども、圧倒的に上手なのに、くどさとか耳に痛い感じが全くないのがすごい。ハロプロの中で、今私が歌に点数をつけたら1番かもしれない。

ライブ明けての感想で、秋山さんは2人がキラキラしていたので刺激を受けた的なことを言っていたが、秋山さんもキラキラしていた。生命力のようなものがずっと体表から放出されている感じがする。真琳さんはリハーサルで先輩2人のステージングで上手下手に動いているのを見て、自分もお客さん一人一人にパフォーマンスを届けようと思って、センター固定で歌うつもりでいたのを急遽変更し、動きを入れたとのこと。こういう話を聞けるのは本当に嬉しい、言ったほうが良い努力というのがアイドルにはあると思う。それを聞いて岸本さんが「最高の人間」だと賛辞を送っていた。岸本さんの御母堂は真琳推しになっているとのこと。真琳さんは謙遜していたが喜んでいたと思う。

 

と、いうことで、真琳さんを今までで1番近くで見ることができた(そもそも3回目だが)。顔が小さくて本当に人形のようなプロポーションだ。表情が豊かなので、ずっと見ていられる。はっとしたような表情の時は結構目が円らだ。鼻が思ったより尖っているのと、耳の位置と形がシンプルなのがいいなと思いました。分かりにくいですね。ほっぺたが柔らかいのがチャームポイントとおっしゃっているが、それもあってか指やプレートやマイクを頬に刺す仕草が多くてかわいい。言葉遣いもなかなか独特だった、クイズに正解した時の「お見事ですー」というのが好きだった。最後退場するときに、正面からの御尊顔も拝観できたが本物だ…という感じがした、やはりメディアを通じて見るのは正面が多いので。そして去り際に「ほななー」と言って手を振った。本家(?)江端さんのも大好きだが、真琳さんのも相当でした。

 

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